iPhoneが同人音声を聴くのに不向きな6つの理由

どうも、ミスターJKです。

今回は、iPhoneが同人音声を聴くのに不向きな理由について、iPhoneユーザーでもあり、同人音声歴8年目になる私が解説していきます!

そもそもiPhoneは同人音声というより、"音楽を聴くのに向いていない"と個人的に思っています。

これからiPhoneで同人音声を聴く環境を整えようと思っている方の参考になればと思います。


スマホのみ、PCのみ、PC+スマホなど、環境別のおすすめ視聴方法はこちらの記事でご紹介しています。
iPhoneで同人音声を聴く方法はこちらの記事で解説しています。

iPhone7以降にイヤホンジャックがない


iPhone7以降には6sまではあったイヤホンジャックが搭載されていません。

そして、イヤホンジャックがないことで様々な問題が生じます。

一番わかりやすいのは有線イヤホンですね。まぁ、挿すところがなくなっている訳ですから。

iPhone7以降で有線イヤホンを使用するためにはDACやLightning端子(充電ケーブルを挿すところ)をイヤホンジャックに変換する変換アダプタが必要です。

変換アダプタくらいなら1,000円前後でも購入できるので問題ないように感じますが、DACや変換アダプタの性能が低いと音質の劣化に繋がります

また、DACや変換アダプタはLightning端子を専有することになるので同時に充電が行えなくなります。

同時に充電を行うためには分配器やワイヤレス充電器が必要になり、イヤホンジャックがないことで連鎖的に様々な問題が生じ、さらに費用が増すことになります。

最近のAndroidにも言えることではありますが、Androidはたくさんある機種の中からイヤホンジャックのありなしで機種を選択することができます。

しかしiPhoneにはそれができません。

私はこれが一番の諸悪の根源だと思っています。

microSDなどで内部ストレージの増設ができない


AndroidであればmicroSDなどを内部(外部)ストレージとして利用することができますが、iPhoneはmicroSDなどの挿入口がないため内部ストレージの増設はできません。

iPhoneのストレージ増設はLightning端子に接続する"外付け"という方法で行います

正確にはmicroSDでもストレージの増設は可能ですが、外付けストレージ(USBメモリなど)と接続方法は変わらないので結局は一緒です。

iPhone7以降の端末では有線イヤホンと同時に使用するために分配器が必要になるので、イヤホンジャックがないということにも関わってきます。

ただ、ストレージの増設に関しては最新のiPhoneは容量が増えてきているので128GB以上であればあまり気にならないかもしれません。

BluetoothのコーデックがAACとSBCしかない


「イヤホンジャックがないなら、Bluetoothイヤホンを使えばいい」

と思う方もいらっしゃると思います。

確かにBluetoothイヤホンでも特に問題ない訳ですが、ハイレゾ級の品質をBluetoothイヤホンで再現したい場合は話が変わってきます。

結論から申し上げますと……

iPhoneで利用できるAACとSBCと呼ばれるBluetoothのコーデックでは48kHz/16bitを超える品質の再現はできません。(ハイレゾは48kHz/24bit以上)

コーデックとは、音声を圧縮して無線伝送する際に使用する圧縮方式のことです。

ハイレゾ級の品質を再現できるaptX HDやLDACなどのコーデックを利用するためには、Bluetoothイヤホンだけでなく使用する端末も同じコーデックに対応している必要があります。

AACとSBCの2つのコーデックにしか対応していないiPhoneでは、Bluetoothでハイレゾ級の品質は再現できないことになります。

ですが、iPhoneでも機材を揃えることでaptX HDやLDACなどのコーデックを利用することも可能です。

問題はわざわざそこに費用を割く必要があるのかという点ですね……。


48kHz/24bitまでの再生にしか対応していない


今のハイレゾ音源の主流が96kHz/24bitですから、iPhoneでこれを再現しようと思ったら96kHz/24bitの再生に対応したDACが別途必要になります。

Androidのハイレゾ対応機種なら96kHz/24bitの再生に対応しているのがほとんどでDACは必要ありません。

iPhone7以降で有線イヤホンを使用するためには、元々DACや変換アダプタを用意する必要があるので、気にならないかもしれません。

ですが、ハイレゾ対応で音質を重視するとなると、それなりに費用がかかります

ちなみに、iPhone6sであればイヤホンジャックに有線イヤホンを直接接続して48kHz/24bitまでの再生が可能です。

48kHz/24bitを超える再生は、iPhone7以降同様にDACが必要になります。


iTunesを経由する必要がある


PCでダウンロードした音声をiPhoneに入れるには、基本的にiTunesを経由する必要があります。

AndroidやDAPであればPCに接続して音声ファイルを直接ドラッグ&ドロップするだけで済みますが、iPhoneではiTunesに音声ファイルを追加した上で毎回同期させなければいけません。

まぁこれだけなら、iPhoneに入れたい音声をその都度選んで同期できたり、ホームシェアリング機能を利用できたり、といいこともあります。

問題はハイレゾ音源に多く見られるFLAC形式の音声ファイルに対応していないことです。

幸いにも同人音声で見かけることは少ない形式ですが、FLAC形式の音声ファイルをiTunesに追加するにはファイル形式を変換させる必要があります。

AndroidやDAPでハイレゾ対応している機種ならば、ほぼほぼ対応している形式なので、変換用のソフトをダウンロードして変換する手間が増えます。


iPhoneのみの場合は基本的にDLsiteしか選択肢がない


同人音声を購入するとなったら『DLsite』もしくは『FANZA』で購入するのが一般的です。

FANZAのブラウザ再生機能は高機能という訳ではないので、iPhoneのみで同人音声を聴こうと思っている方は『DLsite Play』を利用できるDLsiteで作品を購入するのがおすすめになります。

これにより何が起きるのかというと……

キャンペーン・セール等でFANZAの方が安く購入できる場合でも、DLsiteで購入しないといけません

一言でまとめると、損をするということです。

FANZAのブラウザ再生機能で問題ないという方は気にする必要はありません。


詳しくはこちらの記事で解説しています。

ちなみにAndroidでは作品のダウンロードが可能なので、FANZAでは作品を直接端末にダウンロード、DLsiteでは『DLsite Play』といった感じで使い分けが可能です。

iPhoneでもFANZAから作品をダウンロードできるにはできますが、『ミュージック』アプリ内には入れられないので、zipファイルを解凍したアプリで音声を再生しなくてはいけません。(後日記事にします)

まとめ


いかがだったでしょうか?

iPhoneで理想の環境を作ろうとすると、それなりに費用がかかります。

iPhone6Sを使っていた頃は、iTunesのホームシェアリング機能を利用して同人音声を聴いていましたが、今ではイヤホンジャックのあるAndroidで聴くようになりました。

私の視聴環境はこちらの記事でご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
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