
※バージョン1.0.4にて他サービス(Google、Twitter、Appleアカウント)でのSNSサインインが可能になりました
※23/4/24更新|バージョン1.0.6にて音声のコマ送り(10秒スキップ機能)、ランダム再生(シャッフル再生機能)が追加されました
※23/5/11更新|バージョン1.0.7にて画像・テキストファイルの閲覧が可能になりました
※23/7/4更新|バージョン1.0.10にてスリープタイマー機能が実装&Amazon、Yahoo!、mixiアカウントでのログインが可能になりました
※23/12/5更新|バージョン1.0.14にてトラック単位での音声ダウンロードやライブラリ内リスト表示切替が可能になりました
※24/7/1更新|バージョン1.0.23クリップモードの実装
どうも、ミスターJKです。
今回は、2023年2月23日にリリース(Googleストアでのリリース日)されたDLsite Soundがどういったものなのか、またDLsite Playとの比較をしていきます!
普段、同人音声はPCでダウンロードして聴いているので『DLsite Sound』なるものがリリースされているのに全く気が付きませんでした。
リリースから約一か月経ってしまっていますが、現段階でのDLsite SoundとDLsite Playを比較します。
目次
DLsite Soundとは音声専用の公式アプリ

DLsite Soundを一言でまとめると、音声の再生だけができるDLsite Playのアプリ版ですね。
DLsite内で購入した音声作品の再生だけに特化していて、DLsite Playで行える動画や画像、テキストファイルの閲覧などは現状できません。(画像・テキスト対応済)
Android、iOSの両方でリリースされており、Apple Store、Google Playストアからそれぞれダウンロードできます。
DLsite Playとほぼ変わらない操作性のまま、ダークモード&作品サムネイルが大きて見やすく、安定したバッググラウンド再生を提供できるのが『DLsite Sound』の特徴です。
DLsite SoundとDLsite Playの比較
リリースから一か月ほど経ったDLsite Soundをある程度使用し、DLsite Playとの比較を表にしてみました。
※動作環境はiPhone13 pro(iOS 15.6.1)、DLsite Soundのバージョンは1.0.3です。
DLsite Sound | DLsite Play | |
---|---|---|
SNSアカウントでのログイン | ×→〇 (Ver.1.0.10) | 〇 |
音声ダウンロード | 〇 | △ |
プレイリストの作成 | 〇 | 〇 |
バッググラウンド再生 | 安定 | 不安定 |
音声のコマ送り | ×→〇 (Ver.1.0.6) | 〇 |
音声のランダム再生 | ×→〇 (Ver.1.0.6) | 〇 |
音声以外の閲覧 | ×→〇 (Ver.1.0.7) | 〇 |
OSバージョンによる利用制限 | あり | なし |
スリープタイマー | 〇 (Ver.1.0.10実装) | × |
クリップモード (New) | 〇 (Ver.1.0.23実装) | × |
※バージョン1.0.4にて他サービス(Google、Twitter、Appleアカウント)でのSNSサインインが可能になりました
※23/4/24更新|バージョン1.0.6にて音声のコマ送り(10秒スキップ機能)、ランダム再生(シャッフル再生機能)が追加されました
※23/5/11更新|バージョン1.0.7にて画像・テキストファイルの閲覧が可能になりました
※23/7/4更新|バージョン1.0.10にてスリープタイマー機能が実装&Amazon、Yahoo!、mixiアカウントでのログインが可能になりました
※24/7/1更新|バージョン1.0.23クリップモードの実装
表にしてみると、DLsite Soundの×の数が目立ちますね……。
上記の表を基に、DLsite SoundのDLsite Playよりも優れている点と劣っている点を以下で掘り下げていきます。
DLsite Soundの方が優れている点
DLsite Soundが機能面でDLsite Playよりも優れている点は以下の6つです。
- 完全オフラインで音声の再生が可能
- 常に安定したバッググラウンド再生
- ダウンロードした音声の長期保存が可能
- スリープタイマーを設定できる(Ver.1.0.10で実装)
- トラック単位で音声のダウンロードが可能(Ver.1.0.14で実装)
- クリップモードで簡易的な音声編集が可能(Ver.1.0.23で実装)
ダークモードになっている点もDLsite Soundの特徴の一つではありますが、切り替えはできず、ダークモードが好みではない方もいらっしゃると思うので入れていません。
完全オフラインで音声の再生が可能
DLsite Soundでは、予め音声のダウンロードを行っていれば機内モード(インターネット未接続)状態でも音声の再生が可能です。

ただし、DLsiteが公式に発表しているわけではないので今後のアップデート次第で再生できなくなる可能性があります。
機内モード下では下部に通信が不安定と表示され、ダウンロード済の音声ファイルだけが表示されます。


DLsite Playはアクセス時に必ずインターネット通信が必要になるので、完全オフラインで利用できません。
常に安定したバッググラウンド再生
DLsite PlayではOSのバージョンによってできたり、できなかったりしていて、その度にDLsiteヘルプのよくある質問に上がっているのをよく見かけました。
スマホのOSダウングレードはかなり難しいので、改善するにはOSのアップデートを待つしかありませんでした。
ダウンロードした音声の長期保存が可能
DLsite Playのダウンロードはダウンロードしたデータがブラウザのキャッシュに保存されるというもので、閲覧データを削除した際にダウンロードしたデータも一緒に消えていました。
DLsite Playと違ってダウンロードしたデータがアプリ内に保存されるためです。
ただ、長期保存できるようになってもダウンロードしたデータの個別削除はできないので扱いにくさは残りますね……。
※4/14訂正|DLsite Soundではダウンロードした音声データのトラック単位での削除が可能です。(作品そのものが削除されたりはしません)
『ライブラリ』から上部にある『作品、サークル、声優、マイリスト』の部分をスワイプして『ダウンロード』→『fa-ellipsis-h』のアイコンから個別の削除ができます。
fa-star画像付きでの削除方法はこちら!
スリープタイマーを設定できる(Ver.1.0.10で実装)
スリープタイマーとは設定することで、DLsite Sound内で操作することなく音声の再生を停止させることができる機能です。
エアコンの切りタイマーと思っていただけたらわかりやすいと思います。
実装段階では5分、15分、30分、45分、60分、90分と6段階で設定可能です。
設定方法はDLsite SoundをVer.1.0.10にアップデートしていると再生画面の右上に『三日月にzzz』のアイコンが追加されているので、それをタップします。

実装段階では6段階で設定できます。(任意の時間をタップで選択)

スリープタイマー設定のアイコンに再生停止までの時間が表示されるようになります。

タイマーを途中で止めたい場合はもう一度アイコンをタップして時間設定をオフにすることでスリープタイマーがオフになります。
トラック単位で音声のダウンロードが可能(Ver.1.0.14で実装)
Ver.1.0.14以前はDLsite Play同様、作品やフォルダ単位の2種類でしか音声のダウンロードができませんでしたが、Ver.1.0.14からさらに細かいトラック単位での音声ダウンロードが可能です。
トラックの単位での音声ダウンロードは音声ファイル右の『…』アイコンから『ダウンロード』→『OK』の手順で行えます。
fa-star画像付きでのダウンロード方法はこちら!
クリップモードで簡易的な音声編集が可能(Ver.1.0.23で実装)

クリップモードは音声の好きな個所を時間指定して自由に切り取って保存できるというVer.1.0.23から実装された神機能で、作成したクリップのみでオリジナルトラックを作れたりします。
音声の指定した範囲を切るとるだけのシンプルなものですが、工夫次第で色々なことが行える今後要注目の機能です。
DLsite Soundが劣っている点
DLsite SoundがDLsite Playよりも劣っている点は今後のアップデートで対応予定のものも含めて6つあります。
- OSバージョンによってはアプリが利用できない
- ログインID以外でログインできない(Ver.1.0.4で一部対応)
- 音声ファイル以外が表示されない(Ver.1.0.7で対応)
- ランダム再生ができない(Ver.1.0.6で対応)
- 音声のコマ送りができない(Ver.1.0.6で対応)
- ファイル形式が表示されない
上記は実際にDLsite Soundを使っている中でDLsite Playよりも劣っていると感じたものです。
今後、DLsite Soundを使っていく中で感じたものがあれば追加していきます。
OSバージョンによってはアプリが利用できない

上記画像のように、DLsite Soundは対応したOSバージョンでないとそもそもアプリのダウンロード自体ができません。
DLsite Playであれば推奨環境でなくても音声の再生自体はできます。
DLsite Soundの対応するバージョンはiOSでiOS 14.0以降、Androidはデバイスによって異なるようなので不明です。
ログインID以外でログインできない(Ver.1.0.10でさらに追加)

DLsiteへのログインはGoogle、Twitter、LINEなどのSNSアカウントでも可能ですが、DLsite SoundからDLsiteへのログインはログインIDでしか行えません。
※バージョン1.0.4にて他サービス(Google、Twitter、Appleアカウント)でのSNSサインインが可能になりました。
※バージョン1.0.10にてAmazon、Yahoo!、mixiアカウントでのログインが可能になりました。
7/4の更新でLINEとFacebookアカウントを残して6種類でのSNSサインインに対応しました。
LINE、FacebookアカウントでDLsiteへログインしている方はログインIDの設定、もしくはLINEとFacebookアカウント以外のアカウント連携が必要になります。
ログインIDが未設定の方は一度DLsiteへログインし、マイページからログインIDを設定する必要があります。
今後のアップデートでSNSアカウントでもログインできるようになるようです。
音声ファイル以外が表示されない(Ver.1.0.7で対応済)
音声作品には音声ファイルの他に画像やテキストファイル(説明書みたいなやつ)が付属してたりします。
DLsite Soundは音声ファイルしか表示できないので、音声作品に付属の画像やテキストファイルを閲覧するにはDLsite Playで作品を開かなければいけません。
※5/11更新|バージョン1.0.7にて画像・テキストファイルの閲覧が可能になりました
1.0.7以前のバージョンでは音声ファイルしか表示されていませんでしたが、画像・テキストファイルが表示されるようになり、タップすることで閲覧できます。


同じフォルダ内に複数の画像ファイルがある場合は画像をスクロールすると楽に閲覧できます。

ちなみにテキストファイルは画像ファイルと同じ要領でこんな感じに開けます。

テキストファイルは画像ファイルと異なり、同じフォルダ内に複数のテキストファイルがあっても一度前画面に戻って開き直さなければいけません。
ランダム再生ができない(Ver.1.0.6で対応済)
※4/24更新|バージョン1.0.6にてランダム再生(シャッフル再生機能)が追加されました
音声の再生画面にてDLsite Playと同様のランダム再生アイコンが表示されています。

同タイミングでコマ送り機能も実装されているので、『音声ファイル以外の閲覧ができない』以外はDLsite Playと変わらない環境が整いました。
DLsite Playのプレイヤーにはランダム再生のアイコンがあり、再生リスト内のランダム再生が可能となっていますが……

DLsite Soundのプレイヤーにはランダム再生のアイコンがなく、現状ランダム再生は不可能となっています。

DLsiteではランダム再生を利用した音声作品も販売されているので、DLsite Soundはそういった作品の視聴には不向きです。
音声のコマ送りができない(Ver.1.0.6で対応済)
※4/24更新|バージョン1.0.6にてコマ送り(10秒スキップ機能)が追加されました
音声の再生画面にてサムネイルの範囲をタップするとコマ送り(10秒スキップ)が可能になります。


DLsite Playとほとんど変わらない10秒スキップ機能です。ただし、ロック画面ではコマ送りできません。(DLsite Playでは一部可能)
DLsite Playでは一部条件下(iOS 15.6.1+シングルタブ+ロック画面時で確認)での音声のコマ送りが可能となっています。
※DLsite PlayでもDLsite Soundと同じ手順で音声のコマ送り可能でした。DLsite Playを日常的に利用していないのでいつから可能になったかまではわかりません。


DLsite Soundではロック画面でのコマ送りはできませんが、DLsite Playでは一部条件下(iOS 15.6.1+シングルタブ)でロック画面でも音声のコマ送りが可能になっています。

しかし、DLsite Soundでは通常のプレイヤー、同条件下でも音声のコマ送りはできません。(コマ送りの方法を見つけていないだけでできるかもしれません)

シークバーの操作は微調整が難しいので、一部条件下であってもコマ送りができるとできないとでは快適度にかなりの差が生まれます。
ファイル形式が表示されない(対応済)
DLsite SoundはDLsite Playと同様にハイレゾ品質での再生ができません。
そのため、一つの音声作品にWAV、MP3、FLACなど複数のファイル形式がある場合、ダウンロードの優先度はMP3形式が最も高くなります。(無駄に容量を使ってしまうため)
ファイル形式が表示されないことで『表示中のデータをダウンロード』をする際にMP3形式なのかパッと見で判断できないため、一々確認する手間が出てきます。

ファイル名やトラック名にmp3やwavなどの記載があれば、そこまで大きな影響はありません。
ちなみにDLsite Playではファイル形式が表示されています。

私はDLsite Soundで音声のダウンロードを行ったときに、WAV形式の音声をMP3と勘違いしてダウンロードしていました……。
非常に便利!だが、まだまだ改善点は多い…(記事公開時点)
今の状態でもDLsite Soundは非常に便利だと感じていますが、DLsite Playを利用するかDLsite Soundを利用するかは一長一短といったところです。
まぁでも、DLsite Playでできていたことは最低でも実装してほしいですね。(ランダム再生とか)
まだリリースされてから一か月ちょっとしか経っていないので、機能面の改善に期待しましょう!
今後のアップデートで新機能が実装されたり、機能面の改善が行われた場合は随時更新していきます。
Ver.1.0.7でDLsite Playのほぼ上位互換に!
Ver.1.0.7の更新でDLsite Playで実装されている機能のほとんどがDLsite Soundで実装され、DLsite Sound内で完結させられるようになりました。
音声のダウンロードや使い勝手はDLsite Soundの方が優秀なので、ほぼ上位互換と言っていいと思います。
Ver.1.0.7でも十分使いやすいですが、今後期待したいアップデートはハイレゾの対応やミュージックアプリとの共有(完全ダウンロード)などでしょうか。
削除予定の作品のみ共有可能みたいになるとPCで作品をダウンロードしなくても作品削除に対応できるようになるので期待したいところです。